ラブソングといえば悩んでるか失恋したかの曲が多いと勝手に思っていますが、なんでしょうか好きなだけでしょうか、今回は愛する幸せをこの上なく高らかに歌い上げた名曲を紹介します。
高橋ひろさん『しあわせのパイロット』(1995)。
高橋ひろさんといえば、幽☆遊☆白書のエンディングの甘くさわやかな歌声でご存じの方も多いのではないでしょうか。『アンバランスなkissをして』も『太陽がまた輝くとき』もとても名曲で、子供のころから今までマネしてかっこつけて歌っています。
この曲を初めて聞いたときはろくに恋愛もしたことない頃でしたが、「前人未到」というフレーズにとても憧れ、未来に夢を見ました。そんな幸せがあるんだろうか。愛する人と過ごすことはそんなに幸せなんだろうか。きっとそうなんだろうな。この曲を聴いているとそんな気がしてきます。
でも、どこか悲しみも感じるのです。主人公はこの恋の終わりを予見しているのではないか。だからこそ今の幸せを必死に心に刻み付けているのではないかと。終わりがあるからこそ美しいなんてそんな悲しいことは言いたくはないけど、幸せな記憶を必死に大事にするって、人間らしくて凄く素敵だなと思います。
弱いからこそ、強く心に刻み付ける。
幸せな一瞬を大切にする人間でありたいです。
YouTubeと楽天のリンクは貼りますが、ひろさんの遺したものをもっと聴きたい方、まだあります。『Big Great Kiss』『キラリ君と波~story of 80’s』『From future present』。以前は公式サイトから入手できましたが、今は中古でしか手に入らないかもしれません。でもひろさんのことを好きになってくださった方には、ぜひおすすめです。特に『Big Great Kiss』の「青林檎」、素敵な曲です。
ぜひ聴いてみて下さい!