普段はハーレクイン・ヒストリカルを読むことが多いのですが、
今回紹介するのはハーレクイン文庫珠玉の名作本棚『美しきいけにえ』。
199ページと薄く、手に取りやすいのが魅力です。
著者のアン・メイザーは、著者紹介によると総発行部数9500万部を超えるロマンス界の大御所作家。
ロマンス小説界トップの地位を確立されている方です。
それも納得の、気づいたら夢中で読んでしまう素敵な作品でした。

物語は天涯孤独のセアラのもとに遠縁の叔母から手紙が届くところから始まります。
叔母のコンパニオンにならないかという誘いに乗り、
セアラは叔母の邸宅に住み込むことになります。
ワイルドな魅力のジュードや平凡なルパートとの出会い。
何を考えているかわからないハドレー家の面々。
そして叔母とジュードの関係。
次々と出てくる謎に悶々としますが、
最後には驚きの結末とともに解決します。

黒髪の謎めいた美しい青年に翻弄されたい方、
恋路の謎を楽しみたい方にぴったりの小説です。

投稿者

korif

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