普段麻枝さん楽曲ばかり聴いている筆者ですが、他の方の曲も勿論聴いています。
今回紹介するのは、
「シスター・プリンセスRe Pure キャラクターズエンディングCDアルバム『12人のエンディング』」。
タイトルで既に沢山説明されていますが、
岡崎律子さん全曲作詞作曲歌唱のプリピュアエンディング集です。
フルーツバスケットへの楽曲提供でも有名な方ですね。

アニメ放映当時はアニメ不毛地帯に住んでいたためツタヤで借りて観たのですが、
映像の美しさ、妹たちの可愛さに加えて、
楽曲の美しさに衝撃を受けたのを覚えています。
直接妹たちのことを歌っているわけではないけれど、
彼女たちの純粋な心の世界が岡崎さんの繊細な音楽とさわやかな声で表されています。
毎話次はどんな世界が見られるんだろうととてもわくわくしました。

12曲どれも素敵な曲ばかりなのですが、
特に好きなのが鞠絵の回の「守りたい人がいて」。
とても悲しいイントロから始まり、曲調は終始切ないものです。
まるで病室にいる鞠絵の寂しさを映しているようです。
体が弱く儚いイメージの彼女に合っているな、と思いました。
しかし歌詞をよく聞いてみると、恋する少女の強さが表されています。
「あなたを守れたら なんてうれしいと思うの」
体が丈夫で元気な子でもなかなかそこまで思えません。
鞠絵は感傷的になることも多いけど、とても強い子。
切ない音と力強い言葉がなんてぴったりなんだろうと感動しました。
と、つらつらと書きましたが、
楽曲単体でも本当に大好きな曲です。
悲しみに襲われたとき、
いつもこの物悲しい透明な曲に洗い流してもらっています。

この作品はアニメーションもとても美しいのでそちらもおすすめです。
現在はdアニメストアで観られます。

1.liric(歌詞なし)……可憐
2.素顔……衛
3.Sweet dreams……亞里亞
4.それはあたしの心なの……雛子
5.笑顔にはかなわない……花穂
6.reminiscence……鈴凛
7.Magie……千影
8.Be happy, please!……四葉
9.春の歓び……春歌
10.守りたい人がいて……鞠絵
11.いっしょにたべよう……白雪
12.Romantic connection……咲耶