2002年、ゲーム界隈に激震が走りました。
コナミが女性向けのときめきメモリアルを発売する。
それまでも他社からアンジェリークや遥かなる時空の中でなどは出ていましたが、
当時は女性向けの恋愛ゲームはなかなかのマイナージャンル。
うまくいくわけがない、そう思っていました。
女子小学生だった自分としては男の人との恋愛ものなんて恥ずかしいし、
大好きなときメモの変化を受け入れるのも怖い。
ネットにこそ書き込まないけど、友人とは否定的な会話を繰り広げていました。
しかしどうでしょう。
情報が公開されるにつれ、段々と気になってくるではありませんか。
豪華声優陣。かっこいい男の子たち。慣れ親しんだシステム。
悩んだ末友人に実は気になっていることを伝えると、彼女も同じ気持ちでした。
そうと決まれば早くプレイしたい。
とはいえ小学生、お金なんかないので、クリスマスまで攻略本を熟読しながら待つことにしました。
そして2002年12月、念願のプレイスタート。
恥ずかしいので名前は適当にして始めましたが、
名前を呼んでくれるかっこいい男の子たち(注:PS2版1、2はフルネームで呼んでくれます)。
PS2の美麗なイベントシーン。
それまでのときメモになかった同性同士の深い友情。
ときメモお得意のじわじわ距離が近づくあの感じ。
気づけば夢中になり、大好きなゲームになっていました。
告白にこんなに感動したことはなかったです。
その後乙女ゲームは爆発的に増え、私自身つまみ食いをしていくことになるのですが、
やはりこの出会いの衝撃は忘れられません。一生ものの思い出です。
最近Switchにも念願の移植が果たされたので、
気になった方はぜひ。
1、2、3、4、好みの男の子のいる作品から始めるのもおすすめです。