今回はロマンチックな気分に浸りたいときの定番、ハーレクインです。
私は普段ハーレクイン・ヒストリカルばかり読んでいるのですが、
今回は趣向を変えてハーレクイン・イマージュ。現代劇です。
マーガレット・ウェイ作、柿原日出子訳『領主と無垢な恋人』。
これが大当たりで、沢山の恋が交錯する魅力的な作品だったので紹介します。
主人公アラーナは牧場で父を支えながら献身的に働く女性。
領主であるガイに幼い頃から憧れていましたが、身分差から本気で望んではいませんでした。
しかしあるパーティで、彼が自分へ好意を寄せているような言葉を聞いてしまいます。
喜びながらもそんなはずはないと心を抑え続けるアラーナ。
ガイの積極的なアプローチは続き、アラーナの心は揺れ動いていきます。
多くの恋物語が語られていくのがおすすめのポイント。
父と亡くなった母の秘密、アラーナに叶わぬ思いを寄せるサイモン、
そしてアラーナの兄・キーランと謎の女性の関係。
キーランの恋は本当に情熱的かつ切ないので、行方に注目です。
主人公カップルはハッピーエンド確定なので、
ずっとキーランにはらはらしていました。
読書の秋に、素敵な恋物語はいかがですか。
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